ごあいさつ
平成29年9月吉日
一般社団法人岐阜県助産師会
会長 河合昭子

 

 岐阜県助産師会は病院、クリニック、助産院、看護大学などの教育機関で働く者、また地域での自宅分娩や訪問ケアを専門とする者が自由意思で加入して組織されている職能団体です。

岐阜県助産師会は、数年前から地域に密着した活動を展開しております。地域の母と子に寄り添い、妊娠・出産・子育への支援や、思春期から更年期に至る女性のライフサイクについて行政をはじめ、他職種の方と連携してその一歩を踏み出しています。

 少子高齢の現代社会において、子供の虐待を防止する観点から周産期のメンタルヘルスに関して注目が集まっています。国は母親の精神的に不安定な状態が子供の虐待に繋がるということから2009年には施策を出し、市町村は支援が必要と認められる妊婦さんに対し、医療機関と連携した取り組みが続けられています。しかし、育児不安や産後うつ状態になる母親は増え、それはメンタルヘルスなどに問題を抱えた妊産婦さんだけでなく広くいわゆるローリスクの妊産婦さんがその予備軍であることが指摘されています。そして2016年には児童福祉法の一部改正により「妊娠期から子育て期まで切れ目ない支援」を通じて市町村には「子育て世代包括支援センターの設置」に努めるよう定められました。現在各市町村では、この方針に沿って独自の施策が動き始めています。そして今年度は産後2週間ごろまでの新生児期に母親の不安のピークがあるという研究結果のもとそのフォローができるよう健診費用の補助が打ち出されました。

 私たち助産師は、「満足できる幸せな出産」を目指して妊産婦さんに寄り添い第一線で関わっています。優しく大事にされる体験がその後の子育てに大きく影響することを忘れてはならないと考えます。「助けてほしい」「手伝ってほしい」といえる支援、そして頼ることで救える命があることを肝に銘じ助産師として、施設や地域で活動していきたいと考えています。

 地域の妊産婦さん、ご家族の方、私たち助産師は地域にいます。開業しているものも多くいます。ホームページよりアクセスしてぜひ声をかけてください。